合格までの道のり

合格者の声をご紹介します。

浅田明子(就職後27歳で合格)

勉強が作業にならないように、目的を意識することが肝心。つらいときも自分を信じて着実に進めば、合格につながる

 公認会計士を目指したきっかけは、志望していた営業職ではなく財務・経理課へ配属され、知識の不足を感じて会計の勉強を始めたことです。簿記 2 級、1 級と勉強を進めるうち、仕事の幅を広げられる強みをもちたいと思うようになり、公認会計士を目指そうと決心しました。

 働きながらの受験勉強だったため、短時間で効率的に進めることを重視。教材は手を広げず、過去のミスや注意点をテキストに一元化して、何度も読み返すことを中心に勉強を進めました。特に心がけたのは、勉強が作業になってしまう瞬間を作らないこと。同じ「テキストを読む」でも、短答式試験の前は引っかけになりそうな単語を意識しながら、論文式試験の前は覚えるべき単語を意識しながらと、目的に合わせた形で取り組みました。自分なりに最大限の集中力で勉強を進められ、短答・論文式ともに 1 回で合格することができました。

 公認会計士の魅力はキャリアの幅が広く、さまざまな形で社会に必要とされることだと思います。まずは監査の経験や知識を身に付け、多様な人とのつながりを大切にして、クライアントに寄り添える会計士として活躍したいです。

 試験勉強中につらいな、大変だなと思ったときは、周りと比べず、まずは勉強を続けている自分を盛大にほめてください。その上で、自分に対して批判的になったりおごったりせずに、作戦を立てる。どんなときも自分を信じて着実に進めば、合格につながるはずです。

澤優輝(在学中21歳で合格)

勉強はルーティン化して生活の一部に。モチベーション維持のカギは、仲間との切磋琢磨

 商業高校で初めて簿記に触れ、勉強するうちにその面白さや楽しさに惹かれました。高校2年生で日商簿記検定2級に受かったことで、「得意な簿記を活かせる仕事に就きたい」と思うようになり、公認会計士を目指そうと決めました。

 高校卒業後は専門学校に進学して、公認会計士試験の勉強に取り組みました。特に重視したのは、やるべきことのルーティン化とモチベーションの維持です。毎日の勉強は、この時間にこの科目をやるとスケジュールを組んでルーティン化しました。歯みがきや食事のように、毎日やるのが当たり前としたことで、勉強がはかどるようになったと感じています。

 それでも、短答式試験と論文式試験には1回ずつ落ちました。しかし、そこでやる気を落としてしまわず、周りの受験仲間と切磋琢磨したことで、モチベーションを維持できました。どちらも2回目の試験で合格できたのは、そのおかげだと思います。

 公認会計士の魅力は、さまざまな業界や場面で活躍できることです。ところが私の周囲ではその存在があまり知られていないため、公認会計士の存在をより多くの方に知ってもらえるような活動をしていきたいと考えています。公認会計士試験に合格したことは、私のこれまでの人生で最大の成功といえます。自分を信じて、諦めずに日々努力をすれば、必ず合格できるはずです。ぜひ、合格を目指して周りの仲間と一緒に頑張ってください!

金森千聖(在学中21歳で合格)

絶対に合格するという強い気持ちで臨みましょう!合格の先には、多彩なキャリアが開かれます

 「監査は公認会計士にしかできない正義を貫く仕事です」。公認会計士に憧れたのは、この一言がきっかけでした。当時高校 1 年生の私は、社会や人の役に立つ職業に就きたいと考えていて、それを叶えるために公認会計士を目指そうと決心しました。また、簿記の勉強を楽しいと思えたことも、その後押しとなりました。

 大学と予備校のダブルスクールで勉強を進めましたが、今思い返すと量より質を重視した勉強法でした。1回目の短答式試験に落ちて、時間も精神的余裕もない中で 2 回目の短答式試験、そして論文式試験に一発で合格できたのは、同じテキストを何度も繰り返して基礎を重視し、どんなに些細なことも理解できるまで友人や先生に聞いたからだと思います。また、「絶対に大学 3年生で合格して残りの大学生活を謳歌する」「一緒に勉強している友人と共に合格する」という強い気持ちで勉強に臨んだことも、合格を勝ち得た一因だと思います。

 公認会計士の魅力は、仕事の幅や選択肢が広がるため、自分が興味を持つ仕事を生業にできる点や、ゼネラリストにもスペシャリストにもなれる点です。さまざまな仕事にチャレンジする中で、公認会計士かつ私にしかできない仕事を見つけ、公認会計士に魅せられた素敵な同志を増やしていくのが今の目標です。合格の先には、あなたに合う多彩なキャリアが開かれます。日々の積み重ねを大切に、強い気持ちをもって合格を目指してください!

ページトップへ