日本公認会計士協会では、6月5日(水)、公認会計士会館にて非営利法人委員会主催セミナー『サステナブルな非営利組織を目指して「すすむ公益法人・社会福祉法人・学校法人の制度改革」~公益法人制度改革の方向性と非営利組織モデル会計基準の役割~』を開催いたしました。
第1部では、基調講演として、内閣府公益認定等委員会の北川修事務局長、高角健志事務局次長をお招きし、「新公益法人制度等(新公益信託を含む)が目指すもの」について、ご講演をいただきました。
第2部では、非営利法人委員会の菅田裕之委員長から、「公益法人制度改革における非営利組織モデル会計基準の果たす役割」について、講演をしました。
第3部では、内閣府の北川事務局長・高角事務局次長のほかに、厚生労働省社会・援護局の田中規倫福祉基盤課長、文部科学省高等教育局私学部の篠原量紗私学経営支援企画室長にも登壇いただき、協会非営利担当の稲垣正人常務理事も参加する形で、「サステナブルな非営利組織を考える」をテーマにパネルディスカッションを行いました。ここでは、社会福祉法人・学校法人の改革等の状況を説明いただいた後、非営利組織におけるガバナンスと情報開示といった視点、また、日本公認会計士協会の果たすべき役割や期待について、ご議論いただきました。
本セミナーは、オンラインによる配信も行い、会場及びオンライン併せて約800名の方々にご参加いただき、盛会のうちに終了しました。ご参加いただきました皆様にお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
なお、本セミナーの概要は、「会計・監査ジャーナル」2024年9月号及び10月号に掲載予定です。
(演題)
第1部:基調講演「新公益法人制度が目指すもの」
北川 修 氏 (内閣府公益認定等委員会事務局長)
高角 健志 氏 (内閣府公益認定等委員会事務局次長)
第2部:講演「公益法人制度改革における非営利組織モデル会計基準の果たす役割」
菅田 裕之 氏 (日本公認会計士協会非営利法人委員会委員長)
第3部:パネルディスカッション
北川 修 氏 (内閣府公益認定等委員会事務局長)
高角 健志 氏 (内閣府公益認定等委員会事務局次長)
田中 規倫 氏 (厚生労働省社会・援護局福祉基盤課長)
篠原 量紗 氏 (文部科学省高等教育局私学部参事官付私学経営支援企画室長)
稲垣 正人 氏 (日本公認会計士協会常務理事)
(コーディネーター)
松前 江里子 氏 (日本公認会計士協会テクニカルディレクター(非営利担当))