IFACは、9月30日、サステナビリティ報告について以下の内容のプレスリリースを公表しました。
IFACは、IFRS財団評議員会によるサステナビリティ報告に関するコンサルテーション・ペーパーの公表を称賛します。当コンサルテーション・ペーパーの公表は、IFACが2020年9月11日付で公表した「企業報告の強化:The Way Forward」の中で言及したサステナビリティ報告に対するグローバルな解決に向けた重要なステップを示します。
IFACは、首尾一貫した、比較可能で、信頼性があり、かつ保証可能な情報を提供するサステナビリティ報告制度について、投資家、政策立案者及び他の利害関係者からの要求は緊急かつ現実的であると考えます。IFRS財団が、既存の主要なイニシアティブの専門知識と開示要求事項を活用する新しいサステナビリティ審議会の創設に最適な位置にあると考えます。IFRS財団の傘下では、新審議会の作業はIASBの投資家中心と関連付けることができる一方、広範な利害関係者の関心に対処するように設計された報告要求事項に関しても協調して取り組むことができます。
IFACのCEOであるKevin Dancey氏は、「IFRS財団評議員会がこの重要な難題を検討するため、今こそ世界中の職業会計士団体が専門的知識と支援を差し伸べる絶好の時期です。IFACは、本コンサルテーションに対して完全に支援する回答を形成するに当たり、我々の加盟メンバーと他の主要利害関係者が関与することを期待します。」と述べています。
詳細は、IFACウェブサイトをご参照ください。
また、関連情報として以下をご参照ください。
- JICPAウェブサイト:IFRSに関するお知らせ「IFRS財団評議員会がサステナビリティ報告への国際的アプローチ及び財団の役割について意見を募集」
- JICPAウェブサイト:国際動向紹介「【IFAC】国際会計基準審議会(IASB)と並ぶ新たな国際サステナビリティ基準審議会の創設を要求する『企業報告の強化:The Way Forward』を公表」
- 国際統合報告評議会(IIRC)、カーボン・ディスクロジャー・プロジェクト(CDP)、気候変動情報開示基準審議会(CDSB)、グローバル・リポーティング・イニシアティブ(GRI)、サステナビリティ会計基準審議会(SASB)から証券監督者国際機構(IOSCO)へのオープンレター