IASBがセール・アンド・リースバック取引の要求事項に対する狭い範囲の修正を公表

2022年10月06日

  国際会計基準審議会 (International Accounting Standards Board:IASB) は2022年9月22日、IFRS第16号「リース」の狭い範囲の修正を公表し、セール・アンド・リースバック取引(企業が資産を売却し、同じ資産を新しい所有者から一定期間リースバックする取引)の取引日後の会計処理方法を説明する要求事項を追加しています。

  IFRS第16号には、セール・アンド・リースバック取引の取引発生日の会計処理方法に関する要求事項が既に含まれていますが、取引日後に報告する際の当該取引の測定方法を規定していませんでした。本修正は、IFRS第16号におけるセール・アンド・リースバックの要求事項に追加され、会計基準の一貫した適用につながります。


発効日及び経過措置

  本修正は2024年1月1日以後開始する事業年度に適用され、早期適用が認められます。また、売手である借手は、適用開始日(IFRS第16号を最初に適用した事業年度の期首)後に締結したセール・アンド・リースバック取引に本修正を遡及適用しなければなりません。


 詳細はIFRS財団ウェブサイトをご参照ください。

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