2022年08月02日
IFRS財団の国際会計基準審議会 (International Accounting Standards Board:IASB) は2022年7月29日、今後5年間の優先事項を概説する第3次アジェンダ協議のフィードバック文書とスナップショットを公表しました。本フィードバック文書は、IASBの決定理由を説明するとともに、さまざまな利害関係者からの広範なフィードバックにどのように対応したかを示しています。2021 年の公開協議を通じて得られたこのフィードバックは、IASBの活動と作業計画を形作る助けになりました。
IASBが示した3つの主要な戦略的優先事項は以下のとおりです。
- IASBの活動の戦略的方向性とバランスを維持する一方で、デジタル財務報告を開発する取組の割合をわずかに増やし、IFRS会計基準の理解可能性と接続可能性を改善する。
- 現在のプロジェクトの進行
- 無形資産、キャッシュ・フロー計算書、財務諸表における気候関連リスクの作業計画への追加
IASBは、さまざまな活動のバランスを取り、優先順位を決定するために、5年に一度アジェンダ協議を実施しています。第3次アジェンダ協議に関する情報要請は、2021年3月に公表され、コメント期間は2021年9月に終了しました。IASB は、2021年と2022年の一連の公開会議で受け取ったフィードバックを分析し、議論しました。
詳細はIFRS財団ウェブサイトをご参照ください。