IFRS財団が国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)を設立するための定款変更の公開草案を公表

2021年10月29日
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 IFRS財団評議員会は2021年4月30日、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)を設立するための定款変更の公開草案を公表しました(コメント期限は2021年7月29日)。今後、2021年11月に開催予定の第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)前にISSBの設立の最終決定がなされ、公表される予定です。

 本公開草案における提案の概要は以下のとおりです。


 提案1-IFRSサステナビリティ基準を設定する新審議会を創設するために、IFRS財団の任務を拡張する
  • IFRS財団の目的を国際的に受け入れられるIFRSサステナビリティ基準の開発を含めるように拡張し、IFRS財団のガバナンス構造の下での国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の構造及び機能の概要を示す。

 提案2-IFRS財団のガバナンス構造の下にIFRSサステナビリティ基準を設定するための国際サステナビリティ基準審議会を創設する
  • 新審議会の名称を国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)とすることを提案している。新審議会の基準は「IFRSサステナビリティ基準」と呼称される。
  • 新審議会を創設するとした場合、IFRS財団は2つの独立した基準設定機関を監督する。
  • (a) 国際会計基準審議会(IASB)-IASBの基準は、投資者及び世界の資本市場の他の参加者が、企業の財務業績及び財政状態を理解し、他の企業と比較して対照することに役立つ。
  • (b) 国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)-ISSBの基準は、投資者及び世界の資本市場の他の参加者が、企業のサステナビリティのパフォーマンスを理解し、他の企業と比較して対照すること、及び企業のパフォーマンスが企業の価値創造とどのように関連するかを判断することに役立つ。

 提案3-IFRS財団のガバナンスの結果的修正
  • 「定款」の第60項から第61項を、IFRS財団のエグゼクティブ・ディレクターは評議員会がIASB及びISSBの議長と協議して任命すると定めるように修正することを提案している。当該修正案は、2つの基準設定機関を有する組織における報告ラインを明確化する。


 さらに、評議員会は同日にサステナビリティ報告に関する公開協議に対して受け取ったフィードバックを要約したフィードバック・ステートメントを公表しました。本フィードバックでは、国際的な基準に対する緊急の需要が増大していること、IFRS財団のガバナンス構造の中での新しいサステナビリティ基準審議会の創設が幅広く支持されていることが示されました。

 詳細はIFRS財団ウェブサイトをご参照ください。

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