IFRS財団評議員会が国際的なサステナビリティ基準に対する幅広い要望に応えるため、次のステップを発表

2021年02月04日
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  IFRS財団評議員会は、2021年2月1日の会議において、サステナビリティ報告に関するコンサルテーション・ペーパーで提起された最初の3つの質問(①国際的なサステナビリティ基準への要望、②IFRS財団が役割を果たすべきか否か、③その場合の成功するための要件)に対する回答を検討しました。この回答により、サステナビリティ報告における国際的な一貫性と比較可能性の向上に対する要望が高まっているだけでなく、緊急の措置を講じる必要性が認識され、IFRS財団が当該分野で役割を果たすことへの幅広い要望があることが示されました。


  このような要望を踏まえて、評議員会は、新審議会を設立するか否かを検討する前に、成功のための要件とその他の充足すべき条件に関するフィードバックのさらに詳細な分析を行うことに同意しました。評議員会は、次のフェーズの作業を監視するための評議員会ステアリング・コミッティーの創設に合意し、成功のための追加的な主要要件として、気候に関する国際的な基準を提供する至急の必要性を追加しました。


 3カ月間のコンサルテーション期間中、評議員会は各法域内の包括的なアウトリーチ・プログラムを主導し、すべての地域及び利害関係者団体にわたって幅広い参加を奨励しました。このアウトリーチに続き、IFRS財団は、世界中の多様な組織と個人から576件のコメントレターを受け取りました。コンサルテーション・ペーパーへの回答は全て公表されています


 評議員会は、次回2021年3月2日から4日に会議を開催します。要望が高まっていることを考慮すると、2021年9月末までに評議員会が最終的な提案(スケジュールを記載したロードマップを含む)を作成し、場合によっては、2021年11月の国連気候変動会議COP26において、サステナビリティ基準審議会の設置を発表することになります。


 詳細は、 IFRS財団のウェブサイトをご参照ください。

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