2019年10月25日
IASBは、2019年9月26日、「金利指標改革(IFRS第9号「金融商品」、IAS第39号「金融商品:認識及び測定」、IFRS第7号「金融商品:開示」の修正)」を公表しました。本修正は、銀行間金利(IBORs)などの金利指標の段階的廃止から生じる不確実な期間における企業による有用な財務情報の提供の支援を意図したものです。
本修正による主な修正点は下記のとおりです。
- 企業が、金利指標改革によってキャッシュ・フローが影響を受けないと仮定してヘッジ会計の要求事項を適用できるように、要求事項を修正し、金利指標改革により生じる不確実性の潜在的な影響からの救済措置を設けた。
- 金利指標改革により直接的に影響を受けるすべてのヘッジ関係へ本修正を適用することを必須とし、当該改革から生じるその他の影響に救済措置を提供する意図はない。
- 企業のヘッジ関係が、本修正により影響を受ける程度について、開示を要求する。
本修正は、2020年1月1日に発効します。また、早期適用が容認されています。
詳細は、IASBのウェブサイトをご参照ください。