Kurt Schacht氏がIFRS財団評議員に任命される

2015年01月22日

  IASBを監督する立場にあるIFRS財団の評議員会は、1月20日に、Kurt Schacht氏を評議員として任命したことを発表した。Schacht氏の任命はIFRS財団モニタリング・ボードに承諾され、任期は即日付けから2017年12月31日までとし、1回に限り追加で3年間の更新が可能である。

  Schacht氏は、経験豊富で高く評価された、投資家保護の代弁者であり、会計方針や金融規制に関する討論の場で、国際的に強い投資家の声を届けていた。Schacht氏は10年以上、CFA協会のマネージング・ディレクターとして務めており、アジア、欧州、米州を越えて支援及び規制業務活動を率いてきた。現在、米国証券取引委員会(SEC)の投資家諮問委員会の委員長を務め、コロンビア・ロースクールのグローバル・マーケットのミルステイン・センターの諮問会議メンバーである。過去には、米国公開企業会計監視委員会(PCAOB)の常任諮問グループのメンバーも務めた。また、国際コーポレート・ガバナンス・ネットワーク、国連責任投資原則(UNPRI)の専門家グループ、そして2011年にG20議長国からの要請で設立されたProfessionalism and Standards Task Force of Regulated Professions and Industries (PSTF)とも連携していた。

  Schacht氏は認定証券アナリスト(CFA)の資格を持つとともに、1983年にWisconsin大学の法律の学位を取得した弁護士でもある。Schacht氏がCFA協会に所属する以前は複数の投資会社や公共サービスにおいて上席の立場であった。

 

 

  詳細は、IASBのHP をご参照ください。

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