2015年07月14日
2015年7月7日、IFRS財団評議員会は、IFRS財団評議員会の構造と有効性をさらに高めるための提案を一般のコメントを求めて発表した。
IFRS財団の定款(Constitution)は、IFRS財団評議員が、その構造と有効性について5年毎にレビューを実施することを求めている。2005年、2010年、2012年に発表された過去のレビューでは、IFRS財団とIASBのガバナンス、説明責任及び運用上の効率性を推奨し、IFRS財団モニタリング・ボードは、2012年にガバナンス・レビューを完了した。これらのすべてのレビューの推奨事項は実行された。
2015年のレビューでは、3つの分野に焦点をあてている。
1.IFRSの目的適合性が維持されていることの確認:財務報告、及びより広義の企業報告の展望の発展、及び財務報告に係るテクノロジー開発の潜在的な可能性の考慮
2.IFRS適用の首尾一貫性:IFRS財団による、IFRSの一貫した適用をサポートするアプローチ、また制限を考慮したうえで、さらにできること/しなければならないことがあるかどうか
3.ガバナンスと資金調達:IASBの定員の変更を含め、さらなる強化を提案
本見解の募集(Request for Views)の文書は、IFRS財団のウェブサイトから入手可能。コメント期限は、2015年11月30日。
IASBは近日、アジェンダ・コンサルテーションのパブリック・コメント文書を公表予定である。関係者は、回答を検討するうえで、両方の文書を参照することも考慮ください。
詳細は、IASBウェブサイトをご参照ください。