2015年06月08日
2015年6月3日、IFRS財団は、世界の市場規制機関がIFRS財務諸表の電子ファイリングにIFRSタクソノミを採用する際に役立つガイドを開発した。
IFRS財団及びIASBは、デジタル報告への注目を高めており、また、一般目的財務諸表を構造化デジタル書式で入手可能となるよう企業に求める規制機関や証券取引所への支援に力を入れており、その一環としてガイドが開発された。本ガイドは東京で開催されたワークショップでアジア各地の規制機関に提示された。
本ガイドの目的は、構造化デジタル書式を開発及び適用している規制機関及び他の組織を支援することである。ガイドは、IFRSタクソノミの導入、ファイリング・システムへの使用方法の詳細及びベスト・プラクティス事例を提供している。
電子ファイリングをさらに広げるため、IASBは現在デジタル報告及びIFRSタクソノミを、基準開発の最後ではなく、基準設定プロセスを通じて考慮している。
さらに、IFRS財団は、IFRS財務諸表に関する世界中の現行のファイリング要求事項をマッピングし、電子ファイリング及びIFRSタクソノミの使用に関するデータを収集するプロジェクトに着手した。このプロフィール結果は、IFRS財団ウェブサイトに公表予定である。
詳細は、IASBウェブサイトをご参照ください。