2015年05月11日
2015年5月1日、IASBは、金融庁がIFRSの任意適用について調査した「IFRS適用レポート」の英訳を公表したことをウェブサイトで紹介した。
日本において、2010年からIFRSの任意適用が認められたこと、直近2年間でIFRSを採用する企業数が倍増し、2015年3月時点においてIFRS適用企業(予定を含む)が75社(東京証券取引所の時価総額の18.5%)であることを説明している。さらに、2015年末までにこの数が100を超える(時価総額の20%超)ことが期待されていると記載している。
また、日本企業がIFRSを採用することを決定した5つの理由も紹介している。
1.経営管理への寄与
2.比較可能性の向上
3.海外投資家への説明の容易さ
4.業績の適切な反映
5.資金調達の円滑化
IASBのHans Hoogervorst議長は以下コメントした。
「IFRS適用が任意である日本の特質を考えると、本レポートは、日本の主要な企業がIFRSの採用を決定する前に実施した費用対効果の評価に関する大変有用な洞察を提供していると考えられる。
このように多くの日本企業が、グローバルで認知された単一の会計基準としてIFRSを使用することによる多大なる便益を認識したことは心強いことである。」
詳細は、IASBウェブサイトをご参照ください。