IASBが、更に広範なレビューを終えるまで関連会社及び共同支配企業に係る会計基準の変更を延期する公開草案を公表

2015年08月17日

  2015年8月11日、IASBは、企業と当該企業が投資する関連会社又は共同支配企業との間の取引に係る会計処理方法について、いくつかの側面を変更しなければならない日を延期する提案を、公開協議のために公表した。

  本延期案は、IFRS第10号「連結財務諸表」及びIAS第28号「関連会社及び共同支配企業に対する投資」に対する狭い範囲の修正を通じて2014年にIASBが導入した変更に対して、適用されるものである。本変更は、企業と当該企業が投資する関連会社又は共同支配企業との間で資産の売却又は拠出が行われる場合に認識する利得又は損失を算定する方法に影響を及ぼすことになる。本変更は、関連会社及び共同支配企業に対する企業の投資に係る会計処理方法の他の側面に対しては影響を及ぼさない。

  本延期案は、2016年までに特定の変更を行う現行の要求事項を削除するものである。そのため企業は、IASBが当該取引の会計処理や関連会社及び共同支配企業に係る会計処理の他の側面を簡素化する計画された広範なレビューを実行するまで、本変更の適用を見送ることができる。

  コメント募集は2015年10月9日までである。

 

  詳細は、IASBウェブサイトをご参照ください。

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