2015年05月25日
2015年５月19日、IASBは、新収益認識基準のIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の発効日を１年延期し2018年１月１日とする提案を公表し、コメントを募集した。
収益認識基準は2014年５月に米国財務会計基準審議会（FASB）と共同で公表され、IFRS第15号の発効日は2017年１月１日であった。
発効日の延期を提案した主な理由は、IASBが今後IFRS第15号を修正する（規定の明確化及び適用に役立つ事例の追加）公開草案を公表予定であるためである。これらの修正案は、基準の適用をサポートするためにFASBと共同で設立した移行リソースグループ（TRG）との協議に基づくものである。FASBも現在、収益認識基準の発効日を１年延期する提案についてコメントを募集している。
「IFRS第15号の発効日」の公開草案のコメント募集期限は2015年７月３日。IASBは、寄せられたコメントを７月の審議会で議論し、発効日の変更に関する最終決定をする予定である。
IFRS第15号の早期適用は、引き続き認められる。
詳細は、IASBウェブサイトをご参照ください。
