2014年5月14日、IFRS財団は、中小企業向けIFRSの適用グループ(SMEIG)のメンバーを2014年7月1日付で任命および再任することを公表した。
SMEIGは、IASBの諮問組織である。その使命は、中小企業向けIFRS(SME向けIFRS)の国際的な適用をサポートすること、および適用状況を監視することである。SMEIGの主要な責務は、SME向けIFRSの包括的なレビューに関する提言をIASBに示すことである。
2010年9月、IFRS財団の評議員会はSMEIGを指名し、その後候補者を公募していた。現在の22名のメンバーは、2014年6月30日に2期目の任期を終了する。評議員会は、メンバーの定員を2014年6月30日以降22名から30名に増員することを承認した。
評議員会は、すでに現在のSMEIGメンバーのうちの11名について、引き続き3期目に再任することに合意している。15名の新しいメンバーも任命された。メンバーの指名においては、候補者の適格性だけではなく、SMEIGメンバーシップ全体の専門性と地域性のバランスも検討される。IFRS財団は、今後適格な候補者が出ることを期待して、4名分のメンバーシップを空席としている。
再任された11名の最終任期は、2016年6月30日までの2年間であり、新しいメンバーの任期は、2017年6月30までの3年間である。
SMEIGメンバーシップは個人的なものであり、メンバーは個人的見解に基づいて参加し議決する。したがって、メンバーが関連する法人、組織、後援者を代表して投票するのではない。SMEIGの条項と運営手続(Terms of Reference and Operating Procedures)は、2014年2月に更新されており、こちらから(IFRS ウェブサイト(原文))入手可能である。
2014年7月1日現在のSMEIG議長および全メンバーのリストはIFRSウェブサイトをご参照ください。
なお、日本より太陽ASG有限責任監査法人の樋口尚文氏が任命されている。