2014年07月16日
IASBを監督する立場にあるIFRS財団は、2014年7月10日、「グローバル基準IFRS:ポケットガイド(IFRS as global standards: a pocket guide)」を発行した。著者はIASB前理事のPaul Pacter氏。196ページに渡る本ガイドは、現在までに調査した世界の130の国や法域におけるIFRSの適用状況を主にまとめたものである。これらの国や法域は、世界の国内総生産(GDP)の96%を占める。IFRS財団のウェブサイトで入手可能な各国プロフィールの圧縮版であり、グローバルにおいてIFRSがどこでそしてどのように使用されているかを把握するのに役立つ。
IFRSの使用状況の全体像を示すため、130か国の情報に加えて、IFRSとは何か、国際会計基準の利点、IFRS開発の歴史、基準設定プロセス、現行IFRSの規定、関連するリソースへのリンクなども含めている。
本ガイドは、2014年7月9日のTommaso Padoa-Schioppa Memorial LectureにおけるMario Draghi氏(欧州中央銀行総裁)の講演と併せて発表された。
詳細はIASBウェブサイトをご参照ください。