IFRS財団を監督する立場にあるIFRS財団モニタリング・ボードは、2014年1月28日、モニタリング・ボードのメンバーとして、ブラジルの証券取引委員会(Comissão de Valores Mobiliários CVM)と韓国の金融委員会(Financial Services Commission)を新たに選出したことを発表した。両機関の任期は、「IFRS財団 モニタリング・ボード憲章」に署名した時点で開始する。IFRS財団は、残りの2つの常任議席についても引き続き審査を行っており、後日、審査結果を公表する予定である。
モニタリング・ボードは、2012年2月9日に公表した「IFRS財団 ガバナンス改革に関する報告書」の中で、メンバーを拡充すること、またそのメンバーを以下の2つのグループから構成することを発表していた。1つは、主に主要な新興市場から構成される、最大4つの常任議席であり、もう1つは、証券監督者国際機構(IOSCO)と協議して決められる交代制の2議席である。なお、常任メンバーの4議席については、すぐに4メンバーのすべてを選出する必要はないことが合意されている。
これを受けて2013年5月20日に、モニタリング・ボードは、常任議席の新規メンバーの募集を発行し(募集期限は2013年6月末日)、慎重な評価の結果、上記2機関を選出することを決定した。なお、申請者は、合意されたメンバーシップ要件(2013年3月1日公表のプレスリリース)および選定プロセス(2013年5月2日公表のプレスリリース)に基づいて慎重に評価された。また、モニタリング・ボードは、交代制の2議席についても、IOSCOとの協議による指名プロセスを開始することを決定した。
詳細は、モニタリング・ボードのプレスリリース(IOSCOウェブサイト)をご参照ください。