IASBは、2013年10月10日、開示イニシアチブ1に対応する、新しいスタッフグループを創設することを発表しました。IASBはこれまで、財務情報の開示に関する懸念に対処するため、短期および中期の戦略を開発してきました。これらの対応は、2013年1月にIASBが主催したロンドンでの開示に関するディスカッション・フォーラム2の後、本格化しました。また、2013年6月には、IASBのHans Hoogervorst議長が、開示イニシアチブの最初のステップとして10の論点の計画を発表しています3。
本イニチアチブでは、IASBの基準設定チームとXBRLチームの両方のメンバーが参加し、IASBのテクニカル・プリンシパルであるKristy Robinson氏が主導します。基準設定と電子報告の専門家による合同チームが編成されることは、財務情報の電子ファイリングの重要性が高まっていることを反映しています。また、IASBの作業プログラムにXBRLチームが加わることで、IASB監督機関であるIFRS財団トラスティーによる最近のXBRLの戦略的レビューの主要な分野が完了します。
なお、XBRLおよびIFRSタクソノミの開発を6年半にわたり主導してきたOlivier Servaisディレクターは退任しベルギーに戻られます。また、ドイツの基準設定機関(DRSC)からスタッフが新チームに加わります。
詳細は、IASBウェブサイトをご参照ください。
1 開示イニシアチブについてはIASBウェブサイトを参照ください
2 開示に関するディスカッション・フォーラムについてはIASBウェブサイトを参照ください
3 Hans議長の2013年6月のBreaking the Boilerplateのスピーチ(原文)の中で言及しています