IASBが年次改善2009年‐2011年サイクルを終了

2012年05月18日

国際会計基準審議会(IASB)は、2009年から2011年のサイクルで対処した6つ(下記参照)の問題に対応して、IFRSへの修正を集めた「年次改善2009年‐2011年サイクル」を年次改善の最新セットとして、2012年5月17日に公表しました。

 

IFRS

修正内容

IFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」

・IFRS第1号の再度の適用

・借入費用

IAS第1号「財務諸表の表示」

比較情報に関する要求事項の明確化

IAS第16号「有形固定資産」

保守器具の分類

IAS第32号「金融商品:表示」

資本性金融商品の保有者に対する分配の法人所得税への影響

IAS第34号「中間財務報告」

中間財務報告と資産負債合計に関するセグメント情報

 

IASBは、他のどのプロジェクトにも含まれておらず、緊急ではないIFRSへの必要な修正を行うために、年次改善プロセスを使用しています。一連の断片的な修正ではなく単一文書で修正を提示することによって、IASBは関連する全ての修正の負担を和らげることを目標としています。

 

本修正は、2009年に開始したプロジェクトサイクル中にIASBが議論し、その後「IFRSへの改善」(2011年6月公表)として修正IFRSの公開草案に含まれた問題を反映しています。本修正は、2013年1月1日以後開始する事業年度から発効され、早期適用が許容されています。

 

詳細は、IASBのウェブサイトをご覧ください。 

IASBのウェブサイト

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