IFRS財団評議員会は、将来の戦略について意見を募集

2010年11月17日
IASBの監視機関であるIFRS財団の評議員会は、2010年11月5日に、IFRS財団が次の10年間を迎えることから、その戦略へのインプットを求める第一段階目のコンサルテーション文書を公表しました。今年の年初に完了した定款見直しパート2を踏まえて、評議員会はこのレビューを開始しました。

このレビューを開始するにあたり、評議員会は財団の設立以来10年に渡り、100か国以上に財務報告基準としてIFRSを受け入れさせることに成功してきたことに着目しました。財団の次の10年が始まるため、一組の、高品質でグローバルな会計基準というゴールは手に届く範囲にあります。このレビューの目的は、財団がこれらの目標を統合・構築し、最終的な目標へ到達することへの助けになります。

評議員会は4つの戦略的な課題について利害関係者の視点を求めています。―すなわち財団のミッション、ガバナンス、基準設定プロセス及び財団の資金調達方法です。評議員会は2010年12月31日までのコメントを募集しており、2011年3月までに戦略レビューの結論を下す予定です。戦略レビューは広範囲であり、評議員会は何らの結論に達していません。

コンサルテーション文書を公表するに際し、トマソ パドア‐スキオッパ財団議長は以下のように述べています:
「財団の最初の10年間は顕著な成功を見せていた。その間に、我々は国内から国際的な会計基準に移行し、グローバルな基準への道を堅く進んでいる。我々は、この成功を統合・構築し新しい10年間への挑戦課題を設定する必要がある。」戦略レビューのコンサルテーション文書は財団/IASBのウェブサイトから閲覧できます。

詳細はIASBのウェブサイトをご参照ください。
IASBのウェブサイト
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