IASBと米国FASB、コンバージェンスの達成に向けた進捗報告を公表

2010年12月01日
2009年11月にIASBと米国FASBが公表した共同声明書において、両審議会は定期的にプロジェクトの進捗状況について報告するとされていましたが、2010年11月29日に、両審議会は3度目の進捗状況報告を公表いたしました。

両審議会は、前回6月に公表された進捗報告で示された優先的に対応するプロジェクトを再確認するとともに、2011年6月の目標期日を達成するために、以下に関して戦略と計画を変更しました。

・ 再確認した優先プロジェクト
   金融商品、収益認識、リース、その他の包括利益の表示及び公正価値測定
   IASBの、認識を中止した資産及びオフ・バランスシートリスク(最近発行された米国会計基準と協調するもの)に関する開示の改善、連結(ストラクチャーされた事業体)及び保険契約

・次の4つのプロジェクトについて、実質的な審議を2011年6月以降に延期する。
   より広範な財務諸表表示プロジェクト
   資本の特徴を有する金融商品
   排出権取引スキーム
   概念フレームワークの報告企業フェーズ
・投資会社の連結は、2011年6月に向けた優先項目から削除する。連結の共同プロジェクトを完了する目標は、2011年末とする。
・FASBとIASBは、それぞれの基準設定プロジェクトのいくつかに関する審議を延期する。

詳細はIASBのウェブサイトをご覧ください。
IASBのウェブサイト

2010年6月公表の報告については、下記をご参照ください。
JICPA、IFRSのお知らせ
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