2009年07月14日
IASBは、コメントを募集するために、IAS第39号「金融商品:認識及び測定」の包括的再検討の一環として、公開草案「金融商品:分類及び測定」を公表いたしました。金融危機の間に関係者から提起された懸念の多くは金融資産及び負債の分類と測定に関するものであり、IASBは、G20やその他の関係機関から示された提言及びタイムテーブルに対応するものとして、分類と測定の問題をIAS第39号の包括的再検討の3つのフェーズの第1のフェーズにおいて検討することといたしました。2009年末の財務諸表への任意適用に間に合うよう基準化することが想定されています。 コメント期限は、2009年9月14日となっております。 なお、IAS第39号の包括的再検討のプロジェクトは3段階のフェーズで構成されており、他の2つのフェーズでは減損の手法とヘッジ会計の問題が検討されます。また、金融商品の認識の中止のプロジェクトもIAS第39号の置換えに帰結することになっており、最終的にIAS第39号の置換えは2010年内に完了し、2012年1月以降に強制適用とする計画となっております。
詳細は企業会計基準委員会(ASBJ)のウェブサイト、及びIASBのウェブサイトをご覧ください。
ASBJウェブサイト
IASBのウェブサイト