- 掲載日
- 2025年12月11日
2025年10月21日【社外役員推奨研修】公認会計士社外役員ネットワーク研修会「公認会計士社外役員のためのビジネス法務基礎」が開催されました。
後日eラーニング配信を行いますので、ぜひご視聴ください。
【講師】:植松 勉氏(弁護士)
【概要】
公認会計士に役員(取締役又は監査役)への就任を依頼する上場企業は増加していますが、公認会計士が役員としての役割を果たすには、公認会計士としての専門性を活かすとともに、役員としての知識を身に付けておく必要があります。
その一環として、役員に就任されている方及び就任を予定されている方向けにビジネス法務全般を鳥瞰的に理解するための基礎研修会を下記のとおり実施いたしました。
近年は、特に社外役員の役割の重要性は従来にも増して高まっておりますので、公認会計士社外役員の必須知識として財務報告・開示・内部統制・監査のみならず、「ビジネス法務」に関する基礎的な理解を進めていただくことも求められてきております。
この研修は、ビジネス法務全般を体系的に理解し、その中でも最近の実務で多くの上場企業で検討されている法務を中心に取り扱い、役員就任に当たって必要と考えられる知識を習得していただくことを目的としています。
本研修会は、会場出席者に加え、オンライン参加も含め、200名以上の多数の方に参加いただきました。
はじめに、ビジネス関係法令の鳥瞰図として、社外役員が知っておくべき各種法令について説明いただき、次に社外役員のリスク管理について、社外役員はどういった場合にどのような法令上の責任を負うのかについて、実例を交えて詳しく解説いただきました。訴訟案件の事例のみならず、有事対応の成功例のケースもご紹介いただき、有事における会社の姿勢の重要性も理解することができました。最後に最近のトピックスとして、フリーランス法、下請法の改正、譲渡担保法等にも触れていただき、ビジネス法務の全体感を解説いただきました。
これから社外役員に就任される方には社外役員に必要な法務を理解することができ、すでに就任している方にとっても求められているものを再確認するのに良い研修会となりました。
