- 掲載日
- 2023年09月07日
2023年8月25日【社外役員推奨研修】公認会計士社外役員ネットワーク研修会『新任社外役員向け研修会』（後半）～公認会計士社外役員として知っておくべきこと～が開催されました。
後日eラーニング配信を行いますので、ぜひご視聴ください。
【講師】 ：清水 康成氏（社外役員会計士協議会委員）
【概要】
公認会計士に社外取締役又は社外監査役への就任を依頼する上場企業は増加していますが、公認会計士が社外役員としての役割を果たすには、公認会計士としての専門性を活かすとともに、社外役員としての知識を身につけておく必要があります。
そこで、本年度も、社外取締役又は社外監査役に最近就任された方及び就任を予定されている方向けの基礎研修会『新任社外役員向け研修会』を開催いたしました。
後半は、公認会計士社外役員として知っておくべきこととして、社外役員会計士協議会で公表している「公認会計士社外監査役等の手引」の内容等を踏まえ、社外役員の権限と職務や社外役員の責任から、モニタリングのポイントや不祥事対応、サステナビリティ、ITセキュリティといった事項までを総括的に取り扱い、就任に当たって必要と考えられる知識を事前に習得していただくことを目的として実施しました。
【内容】
Ⅰ はじめに
Ⅱ 社外役員（主に監査役等）の権限と職務
Ⅲ 社外役員（主に監査役等）の責任
Ⅳ 内部統制システム、財務報告のための内部統制
Ⅴ 社内コミュニケーション、三様監査
Ⅵ モニタリングのポイント
Ⅶ 統合報告書、適時開示
Ⅷ 不祥事防止への視点
Ⅸ 不祥事対応
Ⅹ その他ガバナンスのトピック
Ⅺ ESG投資とサステナビリティの取組
Ⅻ ITセキュリティ
社外役員に初めて就任される方に向けた内容で、下記ポイントに留意して進められました。
•社外役員が知っておくべきことは多岐にわたるため、本講座では大きな流れを確認する。
•「財務報告のための内部統制」は重要だが、会社法の「内部統制システム」への理解も深めておく必要がある。
•公認会計士の社外役員に最低限、何が求められているのかも、大切な視点。
•日本企業のコーポレートガバナンスや直近の議論を知っておくことは、就任先の現況を知ることに役立つ。
社外役員の役割の重要性は従来にも増して高まっておりますので、『新任社外役員向け研修会』（前半）～公認会計士社外役員を取り巻く環境と職業倫理、協会の取組～と合わせて、就任時の基礎的な事項のインプットだけでなく、すでに就任されている方の全体的な知識の確認の意味でも有意義な研修会となりました。また、お勧め情報リソースも掲載していただき、その点でも今後の業務の中で活用できる研修になったと思います。
