2024年10月23日
テクノロジーが外部報告の環境を急速に変化させている時代において、国際監査・保証基準審議会 (International Auditing and Assurance Standards Board:IAASB)は、包括的なテクノロジー・ポジション・ステートメントを採択し、これらの変化の最前線に立ち続けるというコミットメントを再確認しました。
IAASBのテクノロジー・ポジションは、以下の三つの主要な要素からなる概念的フレームワークに基づいています。
・テクノロジー・ポジション・ステートメント ・テクノロジー・ポジション・ステートメントの活用に関する方針 ・テクノロジー関連動向のモニタリングと適応
また、テクノロジー・ポジション・ステートメントでは、IAASBが新しいテクノロジー・コミットメントをどのように実現していくかについて、以下の八つの主要な活動が示されています。
・テクノロジー主導の革新を受け入れる。 ・現実のものであれ、認識されているものであれ、業務実施者がテクノロジーを使用する際の基準上の障壁を取り除く。 ・業務においてテクノロジーを利用する際の要求事項と適用指針を導入する。 ・報告企業が利用するテクノロジーの影響に対処する。 ・テクノロジーに関連する機会とリスクについて言及する際、適切なバランスをとる。 ・倫理の原則及び倫理上の要求事項と整合させる。 ・適用の柔軟性及びバランスを確保する。 ・利害関係者を集め、継続的なエンゲージメントを促進する。
詳細はIAASBウェブサイトをご参照ください。