【IFAC】国際会計士連盟は欧州委員会の企業報告強化への取組を歓迎

2022年03月07日

プレスリリース:2022年2月22日New York


国際会計士連盟(International Federation of Accountants:IFAC)は、180の加盟・準加盟団体から成り、全世界で300万人以上の職業会計士を代表しています。IFACは、企業報告を強化するための欧州委員会(European Commission)の取組に意見を提供する機会を歓迎します。この取組には、ステークホルダーに適切で信頼でき、比較可能な情報を提供するエコシステムのコーポレートガバナンス・法定監査・監督の側面に焦点を当てることが含まれます。

世界の会計専門職の声として、IFACは、監査人そしてより広範な業務に携わる職業会計士が、高品質な企業報告において果たす重要な役割があると理解しています。しかし、監査人がいかに熟練し、十分なリソースを有していても、監査人だけでは、報告エコシステムの他の主要な分野、特に取締役・監査委員会及びガバナンスを担う人々の役割における重大な欠点を克服することはできないでしょう。

IFACは、グローバルスタンダードがグローバルな方法論を促進し、それが報告と保証の両方において強化されたより一貫した品質の向上につながると信じています。私たちは、国際会計基準審議会(International Accounting Standards Board:IASB)が開発した財務報告、国際サステナビリティ基準審議会(International Sustainability Standards Board:ISSB)が開発したサステナビリティの開示、国際監査・保証基準審議会(International Audit and Assurance Standards Board:IAASB)が開発した監査と保証、及び、国際会計士倫理基準審議会(International Ethics Standards Board for Accountants:IESBA)が開発した国際倫理規定などの高品質でグローバルに適用可能な基準をサポートします。また、監査事務所は、財務諸表の監査だけでなくサステナビリティの開示に関する保証も提供するのに最適であると信じています。

IFACのCEO Kevin Danceyは、「コーポレートガバナンス・監査・監督は、歴史的に投資家や他の資金提供者のための財務報告に重点を置いてきました。しかし、サステナビリティ関連の開示も主流になりつつある今、この情報も高品質で信頼できるものでなければなりません。 公共の利益のために行動する責任を負う会計士は、この企業報告の進化に不可欠な役割を担っている。」と述べています。

※本文は、当協会事務局により仮訳したものです。正確な意味合い等については原文をご確認ください。

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