2019年03月05日
国際会計士連盟(IFAC)の国際公会計基準審議会(IPSASB)から2018年2月28日に「IPSASBの戦略及び作業計画 2019年~2023年」(IPSASB Strategy and Work Plan 2019-2023)が公表されましたので、お知らせします。
【概要】
本文書は、国際公会計基準審議会(IPSASB)の次期中期計画に相当するものです。IPSASBが策定する国際公会計基準(IPSAS)は、政府会計版のIFRSに相当する基準で、適用国が近年急速に増えております。本文書はそのような背景を踏まえ、適用国の財務諸表作成担当者など、各国関係者の実務上のニーズを十分に考慮して策定されています。
IPSASBの戦略目標は、世界各国における公共財務管理(PFM)の強化を、発生主義IPSASの採用国を増やすことにより実現することです。この目標に向けて、IPSASBでは公益に資するべく、次の二つの活動を主に実施します。
- 公的分野のために、IPSAS及びその他の高品質な財務報告指針を開発すること。
- IPSASの認知度と発生主義会計適用の効用を向上させること。
また、次期中期計画期間の前半に、「天然資源」「IPSASB概念フレームワークの限定的な見直し」を新規プロジェクトとして開始することを決定しています。
■本文書の公表についてのニュースリリース及び本文は、国際会計士連盟のウェブサイトから入手可能です
http://www.ifac.org/publications-resources/ipsasb-strategy-and-work-plan-2019-2023