2018年11月26日
2018年11月30日~12月1日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されるG20サミットに先立ち、国際会計士連盟(IFAC)は、2018年11月19日付で、G20諸国に対し、各種制度や機関への信頼を再構築し、グローバル経済を進展させるため、バランスの取れたスマートな規制、透明性の向上、包括的成長を追求するよう求める10の提言を公表しました。
G20各国は、将来の危機を予測し、対応体制を整え、リスクを低減するために各種制度や機関を強化し、ガバナンスモデルを整備する重要な役割を担っているという認識のもと、以下の点についてIFACは10の提言を示しています。
スマートな規制の開発
・ 一貫性があり、包括的で高品質な規制の開発及び適用
・ 首尾一貫した透明性の高いグローバルな規制環境の整備
・ グローバルな金融システムの信頼性及び安定性を強化する、国際的に受け入れ可能な基準の実施
透明性の向上
・ 公共機関及び民間機関におけるガバナンスの強化
・ 統合報告(IR)の活用
・ 公共機関における財務管理の強化
・ 腐敗や汚職撲滅へ向けた取組み
実現可能な包括的成長
・ 中小規模企業の成長を促すための環境整備
・ 安全で電子化された投資環境の構築
・ 一貫性のある国際税務システムに向けた連携
詳細については、以下のリンクをご参照ください。
(提言原文)https://www.ifac.org/system/files/uploads/PPRAG/IFAC-G20-Call-to-Action-2018.pdf