2018年07月25日
米国公開会社会計監督委員会（PCAOB: Public Company Accounting Oversight Board）は、2018年６月30日付けで、基準設定に関するプロジェクト計画表のアップデート版を公表いたしましたので、お知らせいたします。アップデートされた計画表では、基準設定プロジェクトとして、以下の４項目が掲げられています。
- １．公正価値の測定を含む、会計上の見積りの監査：委員会が検討を行うに当たっての勧告事項（Recommendation）を取りまとめ中
- ２．監査人による専門の利用：委員会が検討を行うに当たっての勧告事項（Recommendation）を取りまとめ中
- ３．他の監査人を含む監査の監督：追加のコメント募集文書に寄せられたコメントを分析し、次回の方向性を決定する。
- ４．継続企業：アウトリーチ、モニタリング及び調査活動を行う。
また、リサーチプロジェクトとして、以下の５項目が掲げられています。
- １．品質管理基準（監査事務所の監督責任に関する権限移譲及び文書化を含む。）
- ２．監査の実施におけるデータ及びテクノロジーの利用の変化
- ３．Non-GAAP指標を含む、その他の記載内容及び会社の業績指標に対する監査人の役割
- ４．違法行為に関する監査人の検討
- ５．独立性に関する監査委員会と監査人のコミュニケーション
原文（PDFファイル）
https://pcaobus.org/Standards/Documents/Q2_2018_Standard-Setting_Update.pdf
以 上