2018年05月18日
証券監督者国際機構(IOSCO:International Organization of Securities Commissions)は、2018年5月10日に、ブダペストで年次総会を開催いたしましたので、お知らせいたします。年次総会に併せて分科会が開催され、以下の重要な問題について議論が行われました。
- (1) 個人投資家に対する、適切でない金融商品の販売について
- (2) フィンテック及びデジタル化の進展に伴う諸課題について
- (3) 集団投資スキームにおける積立方式から受動管理方式への移行について
- (4) 資本市場を介して行われる、中小企業による資金調達について
また、年次総会における主要な議題は以下のとおりです。
- 投資家保護及び投資家教育について
- 資本市場の構造的な弾力性の強化について
- 情報共有に関する諸問題への対処について
- 持続可能性の観点から見た証券市場の果たすべき役割、及び当該事項に関連する証券規制の役割の分析について
- 金融技術及び金融自動化における規制の役割の検証について
- IOSCOにおける会議体の新規発足について
- MMoU(Multilateral Memorandum of Understanding concerning Consultation and Cooperation and the Exchange of Information、各国証券監督当局間の協議・協力及び情報交換に関する多国間覚書)及び拡大MMoUにおける署名当局の新規追加について
原文(ニュースリリース):
https://www.iosco.org/news/pdf/IOSCONEWS497.pdf
以 上