2018年04月20日
カナダ公共会計責任委員会（CPAB：Canadian Public Accountability Board）は、2018年３月27日付けで、「2017年度年次検査報告書（原題：2017 Annual Inspections Report）」を公表しましたのでお知らせします。2017年の検査では、時価総額でカナダの報告企業の約99.5％を監査する、14の公開会計事務所が検査対象となりました。検査された128件の調書のうち、重要な発見事項が識別された調書の割合は11％（15件）であり、2016年の検査における17％（135件中24件）よりもやや減少傾向にあることが明らかとなりました。
また、CPABは、今回Big4に該当する公開会計事務所に対して行った検査において、監査品質及びその均一性を評価するために、事務所レベルでの品質管理プロセスについても重点を置いて評価する変更を行いました。事務所の品質管理プロセスを評価することにより、事務所の全体的な監査品質をより良く評価することが狙いであり、2019年以降は、年次検査対象となる他の10事務所に対しても、同様のアプローチを提供する予定とのことです。
詳細については、下記のリンクをご参照ください。
原文：
http://www.cpab-ccrc.ca/Documents/News%20and%20Publications/2017%20All%20Firm%20Public%20Report%20EN.pdf
以 上