2017年10月30日
米国SECは、2017年10月23日、PCAOBが2017年6月に最終化した新しい監査報告に関する監査基準を承認しました。
承認された基準には、「監査上の重要な事項(critical audit matters:CAM)」の記載のほか、監査人の在任期間に関する情報の記載等を求める内容が盛り込まれております。
なお、CAMについては類似するものとして、ISA(国際監査基準)上の概念である「監査上の主要な事項(KAM:Key Audit Matters)」があり、CAMとKAMの違い等を解説した公表物がIAASB(国際監査・保証基準審議会)から公表されております。
参考:
<米国SEC:新しい監査報告に関する監査基準承認>
https://www.sec.gov/rules/pcaob/2017/34-81916.pdf
<IAASB:監査報告に関するISAとPCAOB基準の比較説明文書>