【米国CAQ】監査委員会のための外部監査人評価ツール(2017年版)の公表について

2017年04月21日

  米国CAQ(Center for Audit Quality)は、4月18日、「外部監査人の評価ツール:米国の監査委員会のための参考資料(原題:External Auditor Assessment Tool: A Reference for US Audit Committees)」の2017年版を公表しました。

 

  当該ツールは、米国CAQと監査委員会コラボレーション(The Audit Committee Collaboration)とが共同で作成したものであり、監査委員会に課せられた「外部監査人の選任、監視及び報酬の決定」の責務の遂行を支援することを目的としています。当該ツールについては、2015年6月2日に【米国版】と【ワールドワイド版】の2種類が公表されていましたが、今回公表されたツールは、その【米国版】のアップデート版になります。

 

  アップデートに当たっては、会計基準及び潜在的なリスク領域の変更に関する検討がなされており、主な検討項目は以下のとおりです。

・新しい収益認識基準の導入について

・non-GAAP財務情報の利用について

・サイバーセキュリティの懸念について

 

  また、このツールは、以下の3つの領域において監査委員会の意思決定をサポートするための質問の例示を含んでいます。

・監査人により提供される業務の質及びリソースの十分性について

・監査人とのコミュニケーション及び相互連携の質について

・監査人の独立性、公正性及び職業的懐疑心について

 

原文URL:

http://thecaq.org/external-auditor-assessment-tool-reference-us-audit-committees-0

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