専門情報

倫理規則の改正に伴う監査基準報告書及び監査基準報告書実務指針の改正(公開草案)の公表について

掲載日
2022年12月15日
号数
200,240,250,260,500,570,610,620,700,720,800,810,900,第9号,第10号
[意見募集期限]
2022年12月29日
常務理事 結城 秀彦

 日本公認会計士協会(監査・保証基準委員会)では、倫理規則(2022年7月25日変更)の公表に伴い、所要の見直しを行ってまいりました。
 このたび見直しを終えたため、以下の監査基準報告書及び監査基準報告書実務指針を公開草案として公表し、広く意見を求めることといたしました。

  • 1.改正対象
    • 監査基準報告書200「財務諸表監査における総括的な目的」
    • 監査基準報告書240「財務諸表監査における不正」
    • 監査基準報告書250「財務諸表監査における法令の検討」
    • 監査基準報告書260「監査役等とのコミュニケーション」
    • 監査基準報告書500「監査証拠」
    • 監査基準報告書570「継続企業」
    • 監査基準報告書610「内部監査人の作業の利用」
    • 監査基準報告書620「専門家の業務の利用」
    • 監査基準報告書700「財務諸表に対する意見の形成と監査報告」
    • 監査基準報告書720「その他の記載内容に関連する監査人の責任」
    • 監査基準報告書800「特別目的の財務報告の枠組みに準拠して作成された財務諸表に対する監査」
    • 監査基準報告書810「要約財務諸表に関する報告業務」
    • 監査基準報告書900「監査人の交代」
    • 監査基準報告書560実務指針第2号「訂正報告書に含まれる財務諸表等に対する監査に関する実務指針」
    • 監査基準報告書700実務指針第1号「監査報告書の文例」

  • 2.主な改正内容
    • (1)倫理規則の改正により、セーフガードの定義が以下のとおり見直された(「倫理規則の改正概要」より引用)ことを踏まえ、当該定義と整合的な表現に修正しております。
      • セーフガードの定義の見直し改正前の倫理規則では、阻害要因を除去又は許容可能な水準にまで軽減するものをセーフガードとしていたが、改正倫理規則では、阻害要因に対処するための対応策を「阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するために講じる対応策」と「阻害要因を生じさせている状況を除去するための対応策」に分け、前者をセーフガードとして定義する(R120.10 A1、120.10 A2)。
    • (2)倫理規則の改正との表現の整合性及び国際監査基準等との整合性の観点から追加的な修正を行っております。

 本公開草案についてご意見がございましたら、2022年12月29日(木)までに、氏名(法人その他の団体にあっては名称)及び職業(法人その他の団体にあっては業種)をご記入の上、下記の電子メール又はFAX(できるだけ電子メールでお寄せくださいますようお願いいたします。)宛てにお寄せください。
 お寄せいただいたご意見につきましては、個別には回答をしないこと、及び氏名又は名称が付されていないご意見は有効として取り扱わないことをあらかじめご了承ください。


担当事務局:日本公認会計士協会 業務本部

      監査グループ

電子メール:kansa@sec.jicpa.or.jp

FAX:03-5226-3355



以  上

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転載を希望される方は、転載許可申請書を作成の上、担当事務局へご提出ください。

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