「監査基準委員会研究報告第6号「監査報告書に係るQ&A」の改正」及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」の公表について
- 掲載日
- 2022年10月17日
- 号数
- 1号
日本公認会計士協会(監査・保証基準委員会)では、2022年10月13日に開催されました常務理事会の承認を受けて、「監査基準委員会研究報告第6号「監査報告書に係るQ&A」の改正」及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」を公表いたしましたのでお知らせいたします。
本実務ガイダンスにつきましては、2022年8月10日から9月14日までの期間にわたり公開草案を公開し、広く意見を求めました。公開草案に寄せられたコメントの概要とその対応も併せて掲載しておりますのでご参照ください。
改正の概要は以下のとおりです。
監査報告書の誤用防止の観点で、以下のQ&Aを追加しました。
(1) 開示書類等において、監査報告書を開示せず、監査を受けている旨の記載を企業が行う場合の留意点
監査報告書は対象である財務諸表と一体となって利用されることが想定されていますが、実務上、ディスクロージャー誌等の開示書類等において監査報告書を開示せず監査を受けている旨のみの記載が行われることがあるため、状況例ごとの起こり得る利用者の誤解と、対応例を記載しました。
(2) EDINETで提出する監査報告書関係のQ&A
監査関連公表物体系の見直しを機に、これまでIT委員会から公表していたEDINET関係の審理通達等について、再編の上、「監査報告書に係るQ&A」に追加しました。主な項目は以下のとおりです。
・ EDINETで提出する監査報告書の記載内容の適切性を確保する取組
・ EDINETで提出される監査報告書の欄外記載について
・ XBRLデータが訂正された場合の監査上の取扱い
(3) 監査基準報告書(序)「監査基準報告書及び関連する公表物の体系及び用語」及び倫理規則に係る適合修正を行っております。
また、本改正において「4. EDINETで提出する監査報告書関係のQ&A」を追加したことに伴い、以下の審理通達を廃止することといたしました。
・ 自主規制・業務本部 平成26年審理通達第1号「EDINETで提出する監査報告書の欄外記載の変更及びXBRLデータが訂正された場合の監査上の取扱い」
・ 自主規制・業務本部 平成26年審理通達第2号「EDINETで提出する監査報告書及び財務諸表等に関する監査上の留意点」
・ 2021年審理通達第1号「監査報告書の作成及びEDINETによる提出並びにXBRLタグ付けへの関与について」
以 上
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無断で使用した場合は、然るべき法的対応を取ることがありますので、ご注意ください。
以下のファイルが閲覧・ダウンロードできます
- 前書文(PDF・137.6KB)
- 監査基準報告書700実務ガイダンス第1号本文(PDF・2.2MB)
- 監査基準報告書700実務ガイダンス第1号本文(履歴付き)(PDF・2.2MB)
- 審理通達の廃止について(PDF・76.1KB)
- コメント対応表(PDF・90.1KB)
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