IASBが公開草案「2021年6月30日を超えるcovid-19に関連する賃料減免」(IFRS第16号の修正案)を公表

2021年02月12日

  IASBは、2021年2月11日、covid-19(新型コロナウイルス感染症)に関連した賃料減免の借手の会計処理を手助けするため、2020年に公表した修正IFRS第16号「リース」の適用期間を1年延期する提案を公表しました。本公開草案に対するコメント期限は2021年2月25日です。IFRS財団評議員会は、本提案の緊急性により、本協議について通常のコメント期間よりも短い14日を承認しました。


 当初の修正は2020年5月に公表され、借手がcovid-19に関連した家賃免除や一時的な家賃減額などの賃料減免を会計処理することを容易にする一方、リースに関する有用な情報を投資家に引き続き提供しています。実務上の便法は現在、2021年6月30日以前に期限の到来するリース料のみを減額する賃料減免に適用されています。2020年5月公表の修正IFRS第16号の詳細はIFRSに関するお知らせ をご参照ください。


 利害関係者からの要望に応えて、また、いまだにcovid-19パンデミックの最中であるため、IASBは2022年6月30日以前に期限の到来するリース料のみを減額する賃料減免を対象とするために救済の延長を提案しています。


 詳細は、 IFRS財団のウェブサイトをご参照ください。

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