2015年6月24日、IFRS財団評議員会は、次期3年間の会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)のメンバーシップを発表した。
ASAFは2013年に設置され、IASBへの技術的な助言機関としての役割を果たしている。IFRS財団は、ASAFの取決め(Terms of Reference)に記載されている2015年のASAFレビュー及びメンバーシップの検討を完了した。レビューでは、ASAF及びASAFに対するIASBのコミットメントが強く支持された。特に、IASBが目的を達成するためには、各国基準設定主体及び地域主体の取り組みが重要である点がハイライトされた。
ASAFは、議決権を有さない12のメンバー(個人代表者)から構成され、IASBが議長を務める。即発効のASAFのメンバー構成は以下のとおり。
地域 |
メンバー |
アフリカ |
南アフリカ財務報告基準審議会 |
アジア・オセアニア(その他枠含む) |
アジア・オセアニア会計基準設定主体グループ(AOSSG) 企業会計基準委員会 豪州会計基準委員会とニュージーランド会計基準設定主体協働 中国会計基準委員会 |
欧州(その他枠含む) |
欧州財務報告諮問グループ(EFRAG) ドイツ会計基準委員会 フランス国家会計基準局 イタリア会計基準設定主体 |
米州 |
ラテンアメリカ基準設定主体グループ (GLASS) カナダ会計基準審議会 米国財務会計基準審議会 |
ASAFは年4回会議を実施する。すべて公開会議であり、ウェブキャストで生放映される。次回ASAF会議は2015年7月16-17日に開催予定。
なお、IFRS財団評議員会が2015年5月に公表したASAFレビューのフィードバック・ステートメントにおいて、ASAFメンバーの任期を、2年から3年に延長するよう取決めを改訂することが記載されている。
詳細は、IASBウェブサイトをご参照ください。