IASBが、IASBメンバーの再任、および2015年の組織レビュー完了まで退任メンバーの交代者の任命延期を公表

2014年02月25日

  IASBを監督する立場にあるIFRS財団の評議員は、2014年2月24日に下記2名をIASBメンバーとして再任(2期目5年)することを発表した。 

・ Amaro Luiz de Oliveira Gomes (南米)

・ Patrick Finnegan (北米)

 

  さらに、評議員は、2015年に実施されるIFRS財団およびIASBの構造と有効性に関するレビューの一環として、IASBの適正な規模に関してパブリックコメントを募集する意図についても発表した。

  評議員は、IASBの課題や優先事項を適宜反映するよう、長年、IASBの規模と構成を調整してきた。2003年から2005年の規約レビューを受けて、評議員は、IASBのメンバーを任命においてIFRSの使用と適用に関する実務経験をより重視した。2008年から2010年のレビューにより、IASBのメンバーを14名から16名に増やすとともに、一定のメンバー要件を導入し、メンバーの広範な地域的多様性を確保した。

  2015年、評議員は、IFRS財団の構造および有効性に関するレビューを開始する予定であり、特にIASBの適正な規模について調べることにしている。会計基準アドバイザリーフォーラム(ASAF)の導入、会計基準設定主体の地域的グルーピングの設立、より洗練されたIASBアウトリーチや関係者関与プログラムの導入により、今後IASBが直面する課題や優先事項は変わってきた。このような会計基準設定の情勢の変化を認識し、評議員は、地域的な均衡を継続的に維持したIASBの適正な規模に関して、一般からのインプットを求めることを考えている。

  この2015年のレビューの結果に対応できるようにするため、評議員は、2014年6月に退任する下記2名のIASBメンバーに代わるメンバーの任命を延期することを決定した。

・ Jan Engström(欧州)-2期目完了予定

・ Patricia McConnell(北米)-1期目完了予定で再任を辞退

 

  詳細は、IFRS ウェブサイトをご参照ください。

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