2013年11月22日
国際会計基準審議会(IASB)は、2013年11月21日、「確定給付制度:従業員拠出(IAS第19号の修正)」という表題でIAS第19号「従業員給付」に対する狭い範囲の修正を公表しました。
狭い範囲の修正は、確定給付制度に対する従業員又は第三者からの拠出に適用されます。本修正の目的は、従業員の勤続年数には依存しない拠出(例えば、給与の固定率に従って算定される従業員拠出)に係る会計処理を簡素化することです。
拠出金額が勤続年数に依存しない場合、企業は当該拠出を勤務期間に帰属させる代わりに、関連する勤務が提供される期に勤務費用の減額として認識することが認められます。
拠出金額が勤続年数に依存する場合、企業は当該拠出を、総額での給付に関してIAS第19号が要求するのと同じ帰属方法(制度の拠出算定式又は定額法)を用いて帰属させることが要求されます。
本修正は、2014年7月1日から発効され、早期適用が認められます。
詳細は、IASBのウェブサイトをご参照ください。