IFRS財団が、公正価値測定の教育文書の第1章を公表

2012年12月25日

IFRS財団は、2012年12月21日に、IFRS第13号「公正価値測定」に伴う教育文書の第1章を公表しました。本章は、IFRS第9号「金融商品」の範囲内の相場価格のない資本性金融商品の公正価値を測定する際に、IFRS第13号の原則の適用を扱います。

 

IFRS第13号の開発中に、国際会計基準審議会(IASB)は、新興国及び移行経済諸国のような開発途上の資本市場を有する国における公正価値測定の原則を適用する際の課題についてフィードバックを受領しました。しかしながら、IASBは、取り上げられた懸念は、当該国に特有ではなく、IFRSを適用する全ての企業がIFRS第13号に伴う教育文書からベネフィットを得られると認識しています。

 

教育文書は、首尾一貫したIFRSの適用を支援するために、IFRS財団の教育イニシアチブの一環として、開発され公表されます。本文書は権威あるものとはならず、IASBによって承認されていません。IFRS財団の教育イニシアチブの一環として、評価専門家グループの支援を受け、IFRS第13号「公正価値測定」を支援する教育文書を開発しています。本文書は、いくつかのトピックにわたってIFRS第13号の原則の適用を扱います。これらのトピックは、完成のつど個々の章として公表され、今日第1章が公表されました。

 

詳細は、IASB及びASBJのウェブサイトをご参照ください。

IASBのウェブサイト

ASBJのウェブサイト

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