2012年11月26日
国際会計基準審議会(IASB)は、2012年11月22日に、一般のコメントを募集するため、IAS第28号「関連会社及び共同支配企業に対する投資」の修正案の公開草案を公表しました。
本修正案の目的は、投資を原価で当初認識し、その後、投資先の純資産に対する投資者の持分の変動を反映させるように修正を行う持分法の適用に関して、IAS第28号の追加ガイダンスを提供することです。特に、投資先の純損益又はその他の包括利益で認識されておらず、かつ受取配当金ではない投資先の純資産の変動(「その他の純資産の変動」)持分を、投資者がどのように認識すべきかについてのガイダンスを提供することを目的としています。
この問題はIFRS解釈指針委員会への提案から発生しています。結果として、解釈指針委員会は、IASBがIAS第28号を修正することを推奨しました。IASBは、投資先のその他の純資産変動に対する投資者の持分を、投資者が自己の資本で認識すべきである、と提案します。
IASBは、本公開草案に対するコメントを2013年3月22日まで募集します。
詳細は、IASB及びASBJのウェブサイトをご参照ください。