専門情報

「生命保険会社における責任準備金の監査手続(中間報告)」

掲載日
2003年03月25日
号数
3号
常務理事 小宮山 賢
 業種別監査委員会から意見具申がありました「業種別監査委員会研究報告第3号「生命保険会社における責任準備金の監査手続(中間報告)」」が、去る3月25日の理事会において承認されましたのでお知らせいたします。
 本研究報告は、金融審議会金融分科会第二部会による「生命保険をめぐる総合的な検討に関する中間報告」(平成13年6月26日)、及び社団法人日本アク チュアリー会の「生命保険会社の保険計理人の実務基準」の改正が、会計監査人と保険計理人との連携を深め、保険計理人の機能強化を目的としたものと考えら れていることを受け、改めて会計監査人として保険計理人との関係を明確化し、また、金額的重要性の観点からも生命保険会社における責任準備金の監査手続を 具体的に検討する必要性が生じている状況も踏まえ、業種別監査委員会研究報告第3号として取りまとめたものであります。
 本研究報告は、現在の金融情勢の下で継続企業の前提に関する検討が必要となる場合や、専門家としてアクチュアリーを利用する場合等の実務的監査局面にも対応した監査手続を以下のとおり例示しております。

  1. 生命保険会社の責任準備金に係る固有リスク及び統制リスクの評価手続<別表1>
  2. 生命保険会社の責任準備金に係る実証手続<別表2>
  3. 1号収支分析並びに3号収支分析に関する手続例<参考資料>

 また、本研究報告は、記載されている監査手続のすべてを実施することを意図したものではなく、あくまでも例示であり、すべての監査局面を想定し網羅的に 示したものではありません。したがって、本研究報告は監査人の実務を拘束するものではなく、監査人は監査対象であるそれぞれの生命保険会社の実情に応じ て、適宜選択又は他の手続を追加して監査を実施する必要があります。
 なお、今後、経営環境の変化や、国際的な会計基準・監査基準の動向にも配慮する必要性が生じることも考えられるため、本研究報告は「中間報告」としております。


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