経営研究調査会研究報告第21号「中小企業金融円滑化のための施策に向けての提言(中間報告)」の公表について
- 掲載日
- 2004年02月16日
- 号数
- 21号
この答申は、日本経済再生を占うといわれる中小企業の金融機関からの資金調達が円滑かつ積極的に運用されるよう貸手、借手双方の立場からの提言及びその具体的方策について取りまとめたものです。
提言においては、中小企業及び金融機関が事業からのキャッシュ・フローを重視し、担保・保証に依存しない融資への取組みが必要であるという基本的スタンスなどを盛り込んでおり、また、具体的方策として、定性的な情報を評価することができるよう、経営者の資質、経営基盤、事業の優位性・成長性、経営計画、予算統制など企業の総合力を評価するための「企業の総合力評価チェックリスト」(別紙1)並びに、「財務諸表の様式及び記載内容のチェックリスト」(別紙2)を取りまとめました。
これらのチェックリストを中小企業経営者並びに地域金融機関に広く利用していただき、ご意見を求めた上、最終報告に反映させることを考えています。
また、これ以外に「中小企業のためのキャッシュ・フロー計算書」、「中小企業のための経営計画書」といった中小企業金融の円滑化に有用なツールの開発について検討を行っており、今後取りまとめた上、本年4月に中間報告を公表することを予定しております。
なお、本報告書は、最終報告において「企業の総合力評価チェックリスト」にスコアリング手法を加え、また、「財務諸表の様式及び記載内容のチェックリスト」に、勘定科目ごとの管理に係るチェックリストを加え、さらに「中小企業のためのキャッシュ・フロー計算書」、「中小企業のための経営計画書」の最終報告を加えた上で、本年7月に公表することとしております。
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