専門情報

国際ガイダンス文書「環境管理会計」翻訳完了について

　経営研究調査会では、このたび、国際会計士連盟（IFAC）からの公表物である次の国際ガイダンス文書の翻訳作業を完了しましたので、お知らせいたします。
　当該翻訳文は協会データベースに掲載するほか、協会ホームページへの掲載及び図書資料室での閲覧等により広く一般にも公表することとしております。なお、紙幅の制約から、JICPAジャーナルには翻訳公表のお知らせのみを掲載させていただきました。
　また、当該翻訳文は、環境省に監修いただいております。

国際ガイダンス文書「環境管理会計」
（International Guidance Document “Environmental Management Accounting” 2005年８月公表）
　【概　要】
　本文書の目的は、既存の環境会計の枠組みと環境管理会計との整合性を最大限保ちつつ、広く包括的かつ一般的な枠組み及び定義を環境管理会計へ付与することにより、国際的な混乱を少なくすることである。
　本文書は、実施マニュアルではなく、環境会計を導入するためのガイダンス文書にすることを目的とし、背景、定義、実例を提供する。
　　第１章　序論、背景
　　第２章　環境管理会計の定義、利用法、利点と課題
　　第３章　物量情報：エネルギー、水、マテリアル、廃棄物のフロー
　　第４章　金額情報：環境関連コスト及び収入額
　　第５章　環境管理会計の内部管理への適用例
　　第６章　各種の会計及び外部報告の取組みに環境管理会計が適用された例、又は関連する例