<事業会社><社外役員>米田惠美さん(米田公認会計士事務所代表、スポーツ団体理事)

Q公認会計士試験合格後の略歴を教えてください

 大手監査法人で監査やアドバイザリー業務に従事した後、独立。人材開発・組織開発の会社経営や在宅診療所の立ち上げなどを通じた地域でのフィールドワークを経て、Jリーグの常勤理事に。スポーツを使った社会課題解決のプロジェクトの立ち上げ、ガバナンス改革を推進。退任後もスポーツ団体の改革や、パブリック・ソーシャル・ビジネスセクターのリーダーたちの伴走者として奮闘中です。

Q会計・監査の知識が現在の業務にどのように活かされているか教えてください

 物事を捉える力と聴く力。数字と実態、理想と現実のズレを構造的に理解できることが最大の強みだと思っています。これがあればどんな仕事にも応用できると思っています。

Q仕事面での悩みや苦労、及びそれらをどう乗り切りましたか

 放っておくとネガティブ思考に陥りがちなので、「どうしたらこの局面を打破できるだろう?」「ここで何を学べるだろう?」と自分に対して前向きな質問を投げかけるように心がけています。昔はしんどい状況が嫌でしたが、今は全てが学びであり、成長の機会だと捉えられるようになりました。

Q仕事以外で大事にしていることはありますか

 仕事とプライベートの境界線があまりありません。対価をもらうかどうかにかかわらず、意味のある活動をして、世の中が少しでも良くなることに貢献できたらと思っています。そのためのワクワクする企みであったり、人との出会いには時間を惜しまず使っています。あとは謙虚に学び続けること、人としての成長のための時間も大事にしています。

Q座右の銘は何ですか

 L O V E&C R A Z Y
 Jリーグシャレン!を立ち上げた時のコアバリューです。とても大切な活動をしている仲間たちを勇気づけるために作った言葉ですが、自分自身も勇気がもらえる言葉です。C R A Z Yという言葉に、「やっても大丈夫だよ!はみ出すぐらいのエネルギー持ってて大丈夫だよ!」というメッセージを込めました。

Q公認会計士を目指した経緯を教えてください

 女性が働きにくい世の中だと聞いて、それってなんでだろう?と疑問に思い、何かしらそこに貢献できるような、社会システムのデザインに関わることができたらと思ったのが初志です。高校の経営学の授業に公認会計士の先生が来る機会があって、お金の流れが理解できれば世の中の構造が少しは理解できるのではないだろうかと短絡的に考えたのが公認会計士を目指したきっかけです。

Q公認会計士試験志望者へのメッセージをお願いします

 公認会計士という資格は精神的にもスキル的にも多くのものを私にもたらしてくれました。
 何を目指すにせよ、選択肢や可能性を広げてくれる強力な武器になるので、チャレンジしてくれる人が増えたらいいなと思っています!

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