<事業会社><会社役員>百々なお子さん(百々なお子公認会計士事務所所長、上場会社取締役常勤監査等委員)

Q公認会計士を目指した経緯を教えてください

 結婚や出産など女性のライフイベントを経ても働き続けたかったので、そのために何か資格を取得しようと思ったことがきっかけです。その時は就職活動で何かの役に立てばと思い簿記2級を取得していたこともあり、簿記の知識を活かした資格を調べて公認会計士を知りました。環境が変わったとしてもキャリアを築ける点に魅力を感じ、挑戦することを決めました。

Q公認会計士試験合格後の略歴を教えてください

 公認会計士試験合格後、監査法人に入所し、上場企業等の会計監査や内部統制監査に従事しました。途中、夫の海外駐在への帯同や2度の出産で5年半ほどは専業主婦もしていました。監査法人退職後は事業会社で経理を経験し、その後、スタートアップ企業で常勤監査役に就任し、同社の経営管理本部長を務めました。現在は上場会社で監査等委員をしています。

Q会計・監査の知識が現在の業務にどのように活かされているか教えてください

 監査役等の業務は会計監査だけでなく、業務監査を含めた幅広い知識が求められますが、異常点は会計数値に表れてくることも多く、会計・監査で培った分析力が役立っていると思います。また内部統制監査では様々な会社の業務フローを確認しますが、その経験が会社の事業内容やリスクを把握することに活かせていると思います。

Q趣味でやっていることがありましたら教えてください

 料理が趣味です。趣味が高じて専門学校にも通いました。子供達は手の込んだ料理ほど食べないため、普段は家庭料理が中心ですが時間があるときは自分のために手をかけた料理を作るのを楽しんでいます。忙しい日々の中でも作ることに没頭することが良いリフレッシュになっています。段取りを考えながら仕上げる工程は、仕事にも通じる面白さがあります。

Q子育ての大変な時期をどのように乗り切りましたか

 完璧を目指さず、周囲の力を借りることを大切にしています。コロナ禍の外出制限時は、子供は4歳と2歳でした。3月決算会社が年度決算を迎える時期で、昼間はとても仕事に集中できる状況にはなく、途方に暮れる日々でした。優先順位を付けて、その時できる最善を尽くしました。子育ては思うようにいかない事も多いですが、周囲に助けてもらいながら何とかやってきたという感じです。そんな子供達も今は10歳と8歳になり、手がかからなくなってきた今では大変な時期が懐かしく良い思い出となっています。

Q女性会計士へのメッセージをお願いします

 公認会計士資格は、専門性を軸にライフステージに応じて多様な働き方ができることが大きな強みだと思います。私自身、夫の海外駐在への帯同や二度の出産を経験しながらキャリアを築いてきました。私が監査法人に入所した頃は、出産を機に退職してしまう方が多かったため管理職は男性がほとんどでしたが、今は公認会計士業界も仕事と育児を両立させながら、キャリアを築いていける環境が整ってきていると思います。ぜひ多くの方に公認会計士資格に挑戦していただきたいと思います。


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