株式公開支援の場で活躍

九州大学経済学部卒業、09年監査法人入所、15年からIPO業務に従事

株式公開に向けてスケジュールを立て、証券会社なども交えて必要な準備や手続きを進める支援を行います。経営管理体制を上場企業で必要とされる基準や水準に改善していくためのアシストやアドバイスも求められます。

新井 糸織
(監査法人勤務)

 世の中を本気で変えようとするスタートアップの姿に感銘を受け、その支援を通じて親しくなった企業から「IPO を目指したい」と相談を受けたのをきっかけに、IPO 支援に本格的に取り組むようになりました。上場までの道のりは決して平坦ではありませんが、上場を目指すクライアントと共に課題に向き合い、熱い議論を重ねていく中で自分自身も成長していけるのは非常にエキサイティングで、大きなやりがいを感じています。

 IPO 支援業務は、上場会社の監査で培った知見を活かし、企業の中長期的な成長を支えるもので、公認会計士ならではの醍醐味を味わうことができます。また、IPO を通じて世の中にインパクトを与える企業を日本から世界に輩出していくことは、資本市場における公認会計士の重要な役割だと考えています。

 公認会計士の仕事は非常に幅広く、専門性を発揮できる多様なキャリアパスが用意されています。私自身、結婚や出産、転勤などのライフイベント、監査法人内でのキャリアチェンジを経験する中で、この資格の価値を実感しています。私が目指すのは、数字だけを語る監査人ではなく、経営者の真のビジネスパートナーです。そのためにも、深い専門知識を持つだけでなく、ビジネスの理解をさらに深め、時には先回りして将来の経営課題に対し多角的な視点で助言できるようになりたいと考えています。

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