ビジネスアドバイザリーとして活躍

早稲田大学大学院会計研究科修了、19年監査法人入所、監査業務を経て、24年からアドバイザリー業務に従事

クライアントが直面する課題やニーズに対して、解決策を提案・実行していくのがアドバイザリー業務です。プロジェクトごとに状況が異なるため、業種や業務に応じた専門知識と創造力が求められます。

大前 絵梨
(監査法人勤務)

 公認会計士を志望したのは、幅広い業界の企業やビジネスに携わりたいという思いがあったからです。監査業務を通じてさまざまなクライアントと関わる中で、クライアントに併走して課題解決に当たる業務に興味を持つようになり、異動制度を利用してアドバイザリー部門に異動しました。

 現在は、新規投資や既存取引改善などの案件において会計面での相談に対応しています。例えば、関連会社の子会社化に際して株式追加取得を検討する案件であれば、想定されるシナリオごとに会計上の疑念点と解決策を検討し、財務数値への影響額のシミュレーションに基づいて最善策を見いだすサポートをするなど、クライアントの意思決定の段階からサービスを提供できるところに魅力とやりがいを感じています。また、アドバイザリー業務でも、監査人視点の感覚や意見が役立つ場面があり、監査業務の経験も活かせています。

 若い年次からクライアントのマネジメント層と対話する機会があるのは非常に刺激的です。試験勉強中はつらいことの連続でしたが、資格を取得したことでキャリアの可能性が広がったのを実感しています。日々の業務に誠実に向き合い、どのような付加価値が求められているのかを的確に察知する力や、多種多様なニーズに臨機応変に対応できる力を養って、クライアントに寄り添い、信頼される公認会計士になりたいと思います。

ページトップへ