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「品質管理レビュー基本方針(2023 年度~2025 年度)」及び「2023 年度品質管理レビュー 方針」の策定及び公表について

掲載日
2023年06月27日
品質管理委員会委員長(副会長) 小倉 加奈子

 日本公認会計士協会(品質管理委員会)は、2023 年度以降に実施する品質管理レビューについて、「品質管理レビュー基本方針(2023 年度~2025 年度)」及び「2023 年度品質管理レビュー方針」を策定しましたので、お知らせします。
 上場会社は一般投資家を含む多数のステークホルダーを有しており、その財務報告の信頼性確保が我が国資本市場の十全の機能発揮のために不可欠な要素であることなどを踏まえ、監査人に対するより高い規律付けとして、2023 年4 月1 日施行の改正公認会計士法により上場会社等監査人登録制度が導入されました。また、改訂品質管理基準の適用により、監査事務所の自主的なリスク評価に基づく品質管理システムの整備・運用が求められることになります。このような状況を踏まえて、品質管理レビューの3か年及び単年度の方針を明文化し、公表するものです。
 「3か年基本方針」においては、品質管理レビューが果たすべき役割や基本姿勢を示すとともに、制度改正や基準改訂への対応、環境変化に対応するための品質管理レビュー体制の強化、上場会社監査を行う中小監査事務所に向けた指導・監督の充実・強化など、重点をおいて実施すべき取組に係る対応方針を記載しています。
 また、「単年度方針」においては、「3か年基本方針」を踏まえ、上場会社等監査人登録制 度への対応を中心に、2023 年度の品質管理レビューにおいて重点的に確認する項目を挙げています。なお、2022 年度に一般公表した「品質管理レビューにおける重点的実施項目」は、こちらに取り込んでいます。
 会計監査の信頼性確保のために品質管理レビュー制度が適切にその役割を果たせるよう、 これらの方針に沿って、着実に取組を進めてまいります。


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