- 掲載日
- 2026年10月15日
2026年9月30日【社外役員推奨研修】「グローバル経営の急所:実例に学ぶ「海外子会社不正」の処方箋と防衛の鉄則」が開催されました。
※本研修会はeラーニング配信はございません。
【講師】:碓田篤史氏(株式会社アカウンティング・アドバイザリー ディレクター、公認会計士、米国公認会計士)
【概要】
企業の持続的な成長に向けて、海外市場への進出や拠点展開が有力な戦略的選択肢となる一方、海外子会社における不正・不祥事への対策は、グループ全体の企業価値を左右する極めて重要な経営課題となっております。海外拠点においては、物理的・文化的な距離に加え、現地の商習慣や法規制の相違が障壁となり、本社からの統制が十分に及びにくい「管理の死角」が生じがちです。こうした環境下でグループ全体の規律を機能させるには、現場の実態に即した実効性のある「防衛の仕組み」を整える視座が欠かせません。
本研修会では、海外拠点の不正調査や管理実務に精通した公認会計士の碓田篤史氏を講師にお迎えし、実例を基に不祥事発生時の対応から再発防止策の策定、さらにはグループ統制の高度化に向けた実践的な知見をご提示いただきました。
社外役員の皆様が、海外拠点における管理の“急所”を的確に把握し、実効性のある監督の在り方を検討するための一助となる研修会となりました。
■本研修会の主な内容
・不正事例とその背景:海外子会社特有の不正実態と構造的要因の分析
・統制の弱点と補強策:本社・国内子会社との相違を踏まえた実務的アプローチ
・有事の判断と対応:不祥事発生時に役員として求められる初動の要諦
・防衛の仕組み:平時のモニタリングと社外役員に期待される関与の在り方
本研修は、研修会場での対面のみで開催され、当日は約70名の方が受講されました。
研修内容は、「海外子会社管理を難しくしている要素」、「失敗の基となる要素」、「海外子会社管理に伴う関係者の役割及び限界」についての概括的な講義から始まり、「事例で学ぶ海外子会社不正」と「事例を通じて親会社ができること」において具体的な事例の解説と改善策が示され、「総括」と質疑応答で締めくくるという構成で進行しました。
講師の方は海外子会社管理を得意分野とするアドバイザーであり、豊富な実務経験に裏打ちされた解説は非常に説得力が高く、管理上の課題と対応策の要点が明確に整理された有意義な内容でした。実際の事例に基づく実務的な知見が凝縮されており、社外役員として企業の管理上のリスクを的確に把握し、具体的な課題ポイントを見極めるための実践的な視点を学ぶことができる研修でした。
